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大塚 眞 |
オープニングセレモニーの裏方事情
みなさん、こんばんは。さと記者の大塚です。 いよいよ始まりましたね、雪まつり。
本日は地元有志の方々と一緒に雪まつりのオープニングセレモニーの手伝いをして来たのですが、朝から晩まで飲み過ぎて、気づいたら早々に家に着いてました。打ち上げ行く予定だったのに、間違えて帰る失態。仕方ないので、本日の振り返りブログを書きたいと思います。 雪まつりって、本当に多くの人達が力を合わせて出来上がってるんですね。「スタッフ頼みます」と言われて全力で雪とか持ち上げるなどの重労働かと思いきや、凄くお客さん扱いをしていただいて、作業の合間と合間に遊びながら「THE 裏方」のお手伝いをさせてもらった話をします。
AM 10:00 十日町高校に到着
身体を持て余して、やって来たのは本日のメイン会場。当初は1人の予定でした。しかし、良かれと思って近場の男共を4人ほど引き連れて行ったんですけど「多すぎる」と苦言を呈されたのも今は良い思い出です。
AM 11:00 麻紐を適度な長さに切る
▲明らかに生産過剰な麻紐
僕らが最初に引き受けた仕事です。健全な肉体を有した5人の男達は黙々と何に使うかも分からない麻紐を適度な長さに切っていました。実は途中でトンでもないアイデアが浮かんで、革新的な作業方法を編み出しまして従来の半分以下の時間で終わったのですが、そんな地味なイノベーションは誰にも気づかれませんでしたので、ここに書かせてもらいました。
AM 11:30 アウシュヴィッツの如き雪掘り
麻紐をとんでもない早さで適度な長さに切り分けた僕達は、次なる仕事にとりかかりました。電源コードを埋めるために、雪を掘って埋める作業です。ここはナチスのアウシュヴィッツかと思うくらい雪を掘って埋めましたけど、なかなかの重労働でした。雪って重いんですね…。
PM 13:00 メインステージ裏の通路整備
写真はComing soon.
しかし、まだまだ身体を持て余している我々男集団は、ついに、その能力を遺憾なく発揮する仕事を手に入れました。「メインステージの裏側の雪を踏み固める」という仕事です。男5人が横に並んで雪を踏み固めている姿はさぞかし滑稽だったでしょう。QUEENの「We Will Rock You」の音楽にノッて出来上がったのがココです。ただ踏み固めるだけでは芸がないので通路風にしてみました。 PM 15:00 500個くらいある風船にヘリウムガスを入れる
午前中に訳も分からず適当な長さに切った麻紐が登場します。オープニングセレモニーで使うバルーンを黙々とつくる作業です。時折、ヘリウムガスを吸い込んで、ぶっ壊れたキーで喋る輩は当然の如く現れます。途中で都内から来ているボランティアサークル、IVUSAの学生達も合流してバルーンを2時間くらいかけて作りました。これも暗くなる前に終わったのですが、それも例年に比べると革新的な早さで終わったらしいです。 PM 17:00 クビ
クビになりました。あまりにも仕事を早く終わらせ過ぎたのと人員過剰で「あとは楽しく遊んでいいよ笑」と右肩を叩かれまして、作業は地味でしたが、合間にお酒を飲んだり、談笑したりと楽しくやらせてもらいました。 たいして、役に立てずに「逆にこれで良かったんですか!!」という気持ちでいっぱいだったので、来年はもっとキツい仕事をもらえるように鍛錬します。 ▲ちょうど横でお爺さんが太陽に向かって演歌を歌ってた。
AM 18:30 オープニングセレモニー開始
朝からビールと日本酒を身体に染み込ませていた僕は正直もう限界でした。オープニングセレモニーが始まり、幼児達の踊りを見た後に恒例の「叩いて被ってジャンケンポン」大会に出場するべく、募集の30分前から待機して練習までしていたのですが、先着8名とのこと。先頭に並んでいた8人の中学2年生集団に席を持っていかれ失意のまま、さらに酔っぱらうという負の連鎖が始まりました。
何時かは覚えてません。
気がつくと、僕らが黙々と作り続けていたヘリウムガス風船(100%天然素材)が配られ始め、会場は風船でいっぱいになりました。
途中、8分の1くらいの風船が先んじて夜空に発射されましたが、無事に僕達の魂のこもった風船は十日町の夜に溶けていきました。
なんだか、一つの大きなことを完成させるのって地味な作業の積み重ねだなぁ、と感慨深く飛んでいく風船を見つめていたら、家にいました。これはこれで良いですね。十日町雪まつりは明日、明後日も続きます。僕も全日参加していますので、どこかで見かけたら声をかけてください。
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