十日町市の地理
十日町市は、長野県との県境である新潟県の南に位置し、南魚沼市、長岡市、小千谷市、上越市、津南町に囲まれた山合いの地方都市です。市の中心には信濃川が流れ、それに並行して渋海川が流れています。信濃川の流域では河岸段丘が広がり、渋海川流域では全国でも有名な「棚田」が広がっています。
国内有数の豪雪地帯で、毎年の平均積雪量は2mを越します。この積雪が豊富な水をもたらし、春には豊富な山菜が芽を出し、夏には河岸段丘や棚田に広がる水田を満たし、山の自然環境を守っています。
東京から上越新幹線とほくほく線を乗り継いで2時間半とアクセスもよく、車でも関越自動車道を利用して3時間ほどで十日町市に到着します。
十日町市の自然・名勝
渋海川流域の山の斜面に沿って広がる松代・松之山地域の棚田は有名ですが、市街地もそのほかの山間地も水田が広がっています。信濃川の支流になる清津川には日本3大渓谷の一つである「清津峡」があります(中里地域)。全長約12.5Kmにおよび、国の名勝・天然記念物とされています。また松之山地域には、ブナの木々の立ち姿と、新緑が美しいことから「美人林」と呼ばれる樹齢約80年のブナ林もあります。
市内各地に温泉が湧き出ており、中でも松之山温泉は日本三大薬湯の一つといわれ、たくさんの人に親しまれています。
そのほかにも、名勝・天然記念物である七ツ釜や、近年では大地の芸術祭の際に作られたアート作品が市内各地に点在しています。
十日町市の歴史

左)国宝 新潟県笹山遺跡出土深鉢形土器 十日町市博物館所蔵 右)国重要文化財 松苧神社
今から4500年ほど前の縄文時代に造られたといわれる国宝「火焔型土器」が出土した「笹山遺跡(十日町地域)」を始め、歴史的遺産が数多く残されています。
上杉謙信をはじめとする戦国武将達の祈願所であったと伝えられる「松苧神社(松代地域)」は807年に坂上田村麻呂が建立したと伝えられ、県内最古の建築物であり、国の重要文化財にも指定されています。
同じく田村麻呂が東北遠征時の祈りに安置したといわれる「千手観音(川西地域)」は京都清水寺の本尊と同木だと言われています。仁王門、仁王像は市の指定文化財となっています。
松之山地区には隠れキリシタンがマリアと信じて信仰を守り続けたといわれる「子育て地蔵」が点在し、松蔭寺にはわが国に3体しかないといわれる貴重なマリア観音が所蔵されています。


